アトピーのお子様にやさしい住宅環境とは

アトピーのお子様に最も良いとされている住宅は、やはり自然素材・天然素材による、室内空気環境の作り方です。
普通の安い木材よりも、少し高いですが自然の木材には、皮膚の炎症やぜんそくの発作を抑える効果があります。

ヒノキ

皮膚の炎症を抑え、鎮静作用がある。

マツ

ぜんそくの発作を抑える効果・殺菌効果があり、百日咳にも効く。

スギ

香りに鎮静効果がある。

これらの効果には個人差がありますが、建材を天然素材に変えてからというもの、アトピーの進行がなくなったというお子様がいるケースもあります。

木も、私達と一緒に生きています。
塗装などのお手入れに手間はかかりますが、木はコンクリートと違い、殺菌効果もあり健康を優しく守るエネルギーを持っているので、アトピーやぜんそくをお持ちのお子様には、最適とされています。

生活の中でのアトピー対策

シックハウス症候群の対策と同じで、建てたばかりの新築住宅や、リフォームしたての住宅は、冬場でもこまめに換気をしてあげて下さい。

アトピー性皮膚炎の原因抗原として、カビ・ダニの発生も重要視されています。
気温もそれなりにあり、湿度がかなり高い環境（温度25度・湿度70％以上）が、カビ・ダニが一番発育しやすい状態とされています。

ダニを防ぐには、室内の温度・湿度を下げること。カーペットを使わないこと。ふとんやぬいぐるみを50度で一時間ほど熱するのも効果的とされています。

カビを防ぐには、換気をこまめにし、湿度を50％前後に保ち、押入れには防腐剤を置くこと。
また、洗濯機の洗濯槽の裏側は、カビの発生しやすい条件が整っています。
洗濯物にカビが付着しないように、こまめに洗濯槽を洗浄剤でカビを取り除いて下さい。