心地よく暮らすための
住まいのマメ知識をご紹介いたします
14住まいの資産価値とは?
住み続けているうちは特に気にすることがないと思いますが、いざ住宅を手放すとなった場合、先の明暗を分けるのが「住まいの資産価値」です。
長期にわたる住宅ローンを完済し住み替えや相続などが行われる頃には、すでに資産価値がないに等しい場合もあります。
また、転勤などライフスタイルの変化や住宅ローンが支払えなくなったというように、予期せぬ売却の必要性が生じる場合もあります。
資産価値は、主に以下の要素が影響してきます。法律の改正など自分ではどうすることもできないこともありますが、ある程度は予見できることもあります。建てるときの参考にしましょう。
現在の建築基準法に準拠しているか
将来的な法律の改正は予見できないこともありますが、建てようとしている現在や近い将来改正することがわかっている建築基準法に関しては、準拠することが必須です。法律の改正前に現行の法律の範囲内で安く建築しても、改正した途端に資産価値が大幅に減少もしくはなくなってしまいます。
断熱性・気密性
高断熱・高気密は今の時代では当たり前です。しかしどのような工法・構造・資材等で行っているかはさまざまで、高い性能を保つのは新築時だけ、ひどい場合は書類上の数値だけということもありえます。
住宅会社にその根拠を詳しく聞いたり、機会があれば実際のユーザー宅を見学させていただき、経年の性能やその住宅会社の施工クオリティを確かめましょう。
清潔かつ劣化が少ない
日常生活における動作の積み重ねで、どんな素材でも少しずつ摩耗してしまうものです。しかし適切なメンテナンスをしながら住んでいたかどうかで、傷み具合も大きく変わります。傷み始めた箇所から劣化が進んでいくため、程度が軽いうちに対策するようにしましょう。
また、汚れは放置しておくと落ちにくくなります。程度が軽いうちに掃除することで、強い薬品を使うことなく、結果的に手間も時間もお金も少なく済みます。適切な管理で家の魅力を保ちましょう。
立地
駅や都心に近いまたは都心になるほど需要があるため、資産価値は下がりにくくなりますが、その分購入時の土地代が高くなります。ハザードマップで地盤の強さを確認しておくことも、いい土地選びの参考となるでしょう。
特殊な間取り・仕様ではないこと
一般的ではない間取りやモジュール、個性的なデザインなど何かに特化しすぎると、ライフスタイルの変化に対応できず汎用性がないため、買い手がつきにくくなり、資産価値を保つのが難しくなります。
築年数
「この築年数なのに傷みが少ない、古さを感じない」と思う状態を維持できるよう適切なメンテナンスを行って、住まいの寿命を延ばしましょう。
家族との想い出
何よりも価値があるのは、家族とともに培ってきた想い出。この価値は住んでいる人にしか感じることができないものです。世代を超えて住み継ぎたくなる家づくりを叶えましょう。
建築工房サトウでは、依頼者様のご要望に耳を傾けながら、よりよい住宅を建てるためのアドバイスを行い、さまざまなアイデアをご提案し、価値ある1棟をともに創り上げます。
新築、リフォームともに数多くの実績がございますので、ぜひご相談ください。