sato's BLOG

一級建築士 佐藤佳弘が
仕事や日常についてつづります

2025.12.24

24

2025.12

頭を耕し、味を育てる。

 先日、加盟店向けのオンラインセミナーを受講しました。

テーマは「大手から学び、地域で勝つ」。

第一回ということもあり、正直なところ軽い気持ちで参加したのですが、

約2時間があっという間に感じられるほど内容の濃い研修でした。


 大きく時代が動く中で、これまで自分なりに考え、進んできた方向性。

その考え方が決して的外れではなかったと確認できたことは、静かな自信につながりました。

特別なことをするというより、信念を持って、淡々と続けていくことの大切さを改めて感じています。


 さて、そんな少し真面目な話とはまったく関係ありませんが、

添付の写真は我が家の自家製お漬物。

粕漬け、味噌漬け、鰊漬けの三兄弟を、こだわりの細長い受け皿に並べてみました。

毎年仕込むたびに「今年も美味しいね」と言ってもらえるのが密かな楽しみで、

気がつけば“ファン”も少しずつ増えています(自画自賛ですが…)。


 学びも、暮らしも、手を動かし続けることが何より大切。

そんなことを思いながら、今日もいつも通りの日常を味わっています。


SATOH

 

2025.12.14

14

2025.12

自然とともに佇む、光と影

川向うから差し込む夕日に照らされ、

紅葉を終えた立ち木の幹と枝が静かに浮かび上がる風景です。

足元には落葉が広がり、その上に伸びる影が、

時間の流れをやさしく感じさせてくれました。


お気に入りの画家(Y220ART)の作品を参考に、

アクリルで模写として描いた一枚です。


華やかな秋の色はすぎましたが、

光と影だけがつくるこの静かな景色には、

どこか「住まいの居心地」に通ずるものを感じます。


派手さは無くても、自然の変化を素直に受け止められる空間は、

暮らしにとって大切な要素なのかもしれません。


模写ではありますが、

筆を動かしながら感じたのは、

「何を描くか」よりも「何に心が留ったか」ということ。


静かな時間や、季節の節目に漂う空気感を

少しでも写し取れたらと思いながら仕上げました。


SATOH

2025.12.14

14

2025.12

雪の外、秋の音

外はすっかり雪景色。

白く静まり返った景色を見ると、季節はもう真冬だと実感します。


そんな中、昨日ふと耳に入った小さな音。

……コロコロ。

そう、昨年の秋に近所の草むらで捕まえたコオロギが孵化し、そのうちの一匹が、今年初めて鳴いたのです。

外は雪、家の中では秋の続きを生きる小さな命。

水槽の中をのぞくと、大小さまざまなコオロギの子たちが元気に動き回っています。

ほんの小さな空間ですが、そこには確かに“別の世界”があって、季節も時間も少し違う流れ方をしているように感じます。

なぜでしょう、不思議ととても愛おしい。


寒さの中で忘れがちな「ぬくもり」を、そっと思い出させてくれる存在です。

こうした日常のさりげない風景こそ、毎年同じようでいて、実は毎年違う。

今年もまた、この季節ならではの小さな発見に、心が少しあたたまりました。


SATOH

2025.12.13

13

2025.12

冬のはじまり、静かな灯りに誘われて

この2〜3日で札幌は一気に冬の装いになりました。

最高気温もやっとプラスに届くかどうか…というほどで、庭も道路も真っ白。積雪は30センチほどになり、

天気予報を見ると、しばらくは雪と向き合う日が続きそうです。

明日は今シーズン初の「除雪機の出番」になりそうです。

毎年のこととはいえ、最初の始動にはいつも少しだけ身が引き締まります。(エンジンかかるだろうかと?)


そんな中、昨夜ふと庭に目をやると、片隅に置いているソーラー式のランタン灯が、

まるで小さな帽子のような雪をちょこんとかぶり、雪に埋もれながらも弱々しく、しかし確かに灯っていました。

周囲の真っ白な雪原の中で、ひとつだけぽつんと浮かぶ小さな明かり。

その淡い輝きが、どこか寂しさをまといつつも、とてもいとおしくて——気づけば思わずシャッターを切っていました。


冬が始まったばかりの静かな夜。

冷たさの中にも、こんな温かみを感じさせてくれる瞬間があるものですね。


SATOH

2025.12.08

08

2025.12

「War Is Over」

12月8日。

世界中の時計が、ほんの一瞬止まった——そんな日から45年。

ジョン・レノンの命日です。


思春期、突然現れた4人の若者。

音楽も、ファッションも、価値観さえも

「そんなのアリ?」と世界を塗り替えてしまった。

その変化をリアルタイムで浴びた世代として、

今改めて思うのは、

“革新”とはいつも、静かな反骨から生まれるということ。


仕事部屋の壁には、19年前の落書きイラストと、

リッケンバッカーのショートスケールギター(もちろんレプリカ)。

視界に入るだけで、背筋が少しシャキッとする。


Happy Christmas、Imagine、Stand by Me…

彼の残したメロディとメッセージは、歳月を重ねるほど

やさしく、力強く、胸に響きます。


今日は少しだけ音量を上げて、

あの頃から変わらない応援歌を聴こうと思います。


SATOH

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