2025.10.19
19
2025.10静けさを描く時間ーー夕陽の波を模写しました。
ふと気づけば、もう朝晩の気温が一桁。
札幌の空気もぐっと冷え込み、山々が色づき始めました。
季節が変わると景色も心の感覚も少しずつ切り替わるものですね。
世間は政界のニュースで慌ただしいですが、私どもの建築業界もまた、
2025年度の法改正や資材高騰の影響で動き鈍り、今は少し手空きの時間が生まれています。
忙しい時には「時間がほしい」と願い、いざ立ち止まると不安がよぎる
仕事とは不思議なものです(だから面白い!)
ただ、こういう時に心が荒まないようにと、久しぶりにじっくりと絵筆を握りました。
今回はM20号サイズのキャンバスに、Y220artの作品「夕陽に輝く沖の波」(仮)を模写しました。
夕陽に照らされた波の一瞬のきらめきと、雲の奥行きある陰影。
筆を重ねるうちに、ただの模写でなく、自分なりの”光の温度”をのせたくなり
気づけば夢中で描いていました(結果は抜け出せなかった・・・笑)
完成したキャンバスを眺めながら、「波ってこんなにも生命感があるものか」と
自分でも少し驚いています。
自分のの中のざわざわするものが、波のうねりと一緒にスッと整っていくようなー
そんな時間になりました。
こちらがその一枚。しばし海風を感じていただけたら嬉しいです。
SATOH